11日から長野の田舎に帰っているが、納屋の軒先にツバメの巣があった。
去年、もっと前からあったかもしれないが、2メートルばかり離れて巣が2個。片方は親鳥の寝床、もう片方に3羽の子ツバメがチョコナンと顔を覗かせている。
日中、暑さにも負けずに親鳥は餌を探して飛び回り、巣に戻ってくると3羽が黄色く縁取られたクチバシを大きく開いてチュンチュンと鳴く。大変可愛らしい。

朝起きて様子を見ると、巣が2個とも壊れており地面に土くれが落ちていた。
納屋の前に置いてあったウチの車のフロントガラスやボンネットに猫と思わしき足跡。
どうやら夜中に野良猫が車の上から飛び付いて襲ったようだ。子ツバメの死骸が見当たらないので、猫の胃袋に納まったのは間違いない。

テレビで「ツバメはカラスや猫から襲われにくくするため、ワザと人間の近くに巣をつくる」とやっていたのを見たことがあるが、今回は人家に巣をつくったことが仇となった。

「猫が小鳥を捕る」当たり前のごく自然な営みだが、都会ではチョット見られないものに遭遇できた。


夕方、巣から5メートルと離れていない電線にツバメが2羽とまっていた。もしかしたら子ツバメの親かもしれない。
ヒトと同じように、亡き子のことを思っているのだろうか。

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